【ドラマレビュー】『告白』第5話感想|爽太がついに告白!愛、嫉妬、執着が交錯する予測不能の人間ドラマ

※本記事は『告白』第5話のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

※アイキャッチ画像は番組ビジュアルを参考に制作したイメージイラストです。

放送前から注目していた理由

第5話で特に注目していたのは、爽太と麻里子の関係がどこまで進展するのかという点です。

これまでのエピソードでも、幼い頃から麻里子のそばにいた爽太が、長い時間を経てもなお彼女への特別な思いを抱えていることが描かれてきました。第4話までで二人を取り巻く状況も少しずつ変化し、爽太がこれまで胸の内に秘めてきた思いを、ついに麻里子に伝えるのではないかと期待していました。

また、麻里子と爽太の関係をめぐって、佐倉がどのような動きを見せるのかも気になるところです。これまでの描写から、佐倉は二人の関係に対して複雑な感情を抱えているように見えます。その感情が嫉妬なのか、それとも25年前の出来事と深く関係しているのかも注目していました。

さらに、第4話までに残された謎や伏線が、第5話でどこまで動き出すのかにも期待していました。

果たして爽太と麻里子の関係は進展するのか。そして、二人を取り巻く人物たちは何を考えているのか。

恋愛だけではなく、嫉妬や執着といった感情が、物語を大きく動かす要因になるのではないか。そんな期待を持って第5話を見ました。

第5話 あらすじ

「あなた、麻里子さんの何?」

野瀬化粧品の第二ブランド事業部で働く雪村爽太は、片想いを寄せる上司・野瀬麻里子の継母・サユリから呼び出され、麻里子との関係を問い詰められる。

爽太は麻里子と同い年で、中学、高校、大学、そして現在の会社まで同じ。サユリは、25年間にわたって麻里子の人生のそばにいた爽太について詳しく調べ上げていた。

野瀬化粧品を実子の慶人に継がせるため、麻里子を目障りな存在と考えているサユリ。麻里子を陥れるため、爽太が抱える秘密を利用して、彼にある要求を突きつける。

一方、麻里子は中学生の頃、夏祭りで自分を助けてくれた少年が、実は爽太だったのではないかと気になっていた。しかし、爽太には好きな女性がいることを知り、自分は恋愛対象ではないと思い込んでしまう。

そんな麻里子の鈍感さに、秘書の竹田泉もやきもきする。「どうして、恋愛対象じゃなくなるんですか?」と問いかけ、麻里子自身の本当の気持ちに気づかせようとする。

その一方で、麻里子は佐倉と美術館で過ごすことに。 二人が一緒にいるところには、なぜか畑野の姿もあり、麻里子と佐倉の関係だけでなく、畑野の行動にも不穏なものを感じさせる展開となる。

また、竹田泉も友也と公園で過ごすなど、二人の関係に進展が見られる。 これまでとは違った距離感になり、それぞれの恋愛模様が少しずつ動き始めていく。

そんな中、麻里子の父で野瀬化粧品社長の野瀬銀次郎は、突然休暇を取った秘書・浅井豪太と連絡が取れなくなったことで困惑していた。浅井の失踪には、出所したばかりの連続誘拐犯・畑野悟が関わっている可能性も浮上。銀次郎は浅井の行方を捜し始める。

さらに、爽太を立岩殺害事件の容疑者とにらむ捜査一課刑事・佐倉泰輔も、事件に関する新たな情報をつかむ。

サユリ、佐倉、畑野ら、それぞれの思惑が交錯する中、爽太の恋もついに大きく動き出す。

25年間、麻里子のそばにいながら伝えられなかった想い。爽太はついに、その気持ちを麻里子に伝えることになる――。

感想・印象に残ったシーン

第5話は、爽太と麻里子の関係が大きく動き出した一方で、登場人物たちが抱える嫉妬や執着もよりはっきりと描かれた回でした。中でも、個人的に印象に残ったのは次の5つです。

① 継母サユリと爽太の対決

今回、まず印象に残ったのが、サユリと爽太が対峙するシーンです。

麻里子をめぐって爽太に迫るサユリ。その言葉の裏には、野瀬化粧品を実子の慶人に継がせたいという思惑があります。爽太の秘密まで調べ上げていたサユリが、彼にある要求を突きつけたことで、二人の対立は今後さらに大きくなりそうです。このシーンは、第5話で新たに生まれた大きな火種として気になりました。

② 爽太と麻里子、友也と泉の関係が大きく進展

今回は恋愛面でも大きな動きがありました。

特に爽太は、これまで長い間抱えてきた麻里子への想いをついに告白。25年間、麻里子のそばにいた爽太の恋が、ここにきて大きく動き始めました。一方、友也と泉の関係にも進展が見られ、公園で二人が過ごすシーンも印象的でした。これまでとは少し違った距離感になった二人。爽太と麻里子だけでなく、友也と泉の恋も今後どうなっていくのか気になります。

③ 佐倉が見せた爽太への嫉妬

今回、佐倉の表情もかなり気になりました。

爽太と麻里子の関係を見つめる佐倉からは、単なる戸惑いではなく、かなり強い嫉妬が感じられます。佐倉は爽太を立岩殺害事件の容疑者として追っていますが、それだけでは説明できない感情を抱えているようにも見えます。果たして、この嫉妬は今後の物語にどうつながっていくのか気になります。

④ 畑野が麻里子と佐倉の美術館デートになぜかいた

もう一つ気になったのが、麻里子と佐倉が美術館で過ごしているところに、畑野が姿を見せたことです。

なぜ、よりによってこのタイミングで畑野がそこにいたのでしょうか。

偶然なのか、それとも麻里子や佐倉を何らかの目的で追っていたのか。

さらに浅井の失踪にも畑野が関わっている可能性が浮上しているだけに、畑野はいったい何を企んでいるのか?という疑問がますます大きくなりました。

⑤ 今回のテーマは「執着」?

第5話を見ていて、もう一つ印象に残ったのが「執着」という言葉です。

今回、この言葉は単純に悪い意味だけではないのではないかと感じました。

例えば、爽太が25年間にわたって麻里子を想い続けてきたことは、見方によっては「執着」とも言えます。しかし、それだけ長い間、一人の人を大切に想い続けることは、一途な愛情や強い想いとも捉えることができます。

一方で、佐倉が爽太と麻里子の関係に見せる嫉妬や、サユリが野瀬家や会社にこだわる姿を見ると、「執着」が人を苦しめたり、誰かを傷つける方向に向かってしまう場合もあるように感じます。

つまり「執着」という言葉は、良い意味にも悪い意味にもなり得る

誰かを想い続けることが愛情になるのか、それとも相手を縛る執着になってしまうのか。

第5話では、登場人物それぞれの「執着」の形が見えてきたことで、同じ執着でも、その向かう先によって意味がまったく変わるということを感じさせられました。今回の「執着」という言葉は、今後の物語を読み解くうえでも重要なキーワードになりそうです。

③ 第4話までの伏線はどう動いた?

第4話までに描かれてきた謎や登場人物の関係が、第5話では少しずつ動き始めました。特に気になったのは、次のポイントです。

● 爽太と麻里子の25年間の関係

これまで、幼い頃から麻里子のそばにいた爽太が、実は長年にわたって麻里子に想いを寄せていたことが描かれてきました。

第5話では、その想いをついに爽太が麻里子に告白。

これまで「麻里子を見守る存在」のように描かれていた爽太が、自分の気持ちを伝えたことで、25年間続いてきた二人の関係が大きく動き出しました。

● 佐倉は爽太を追い続ける

第4話まで、立岩殺害事件の容疑者として爽太を追っていた佐倉。

第5話でもその疑いは消えることなく、さらに事件に関する新たな情報をつかみます。

一方で、佐倉が麻里子と一緒に美術館で過ごす場面も描かれ、爽太と麻里子の関係を意識しているような表情も印象的でした。

事件を追う刑事としての佐倉と、麻里子に対して抱く感情。この二つが今後どう絡んでくるのかが気になります。

● 畑野の存在がさらに不気味に

これまで謎の多かった畑野についても、第5話で新たな動きがありました。

浅井が突然姿を消し、その背景に畑野が関わっている可能性が浮上。さらに、麻里子と佐倉がいる美術館にも畑野が姿を見せます。

● サユリと爽太の関係が新たな火種に

そして今回、これまでとは違った形で動き始めたのがサユリです。

サユリは爽太の25年間の経歴を調べ上げ、さらに彼の秘密まで把握していました。

麻里子を野瀬化粧品から排除しようとするサユリが、爽太の秘密を利用して何を仕掛けようとしているのか。

爽太と麻里子の恋愛だけでなく、野瀬家をめぐる新たな対立も始まりそうです。

第4話までに積み重ねられてきた「爽太と麻里子」「爽太と事件」「畑野の存在」という謎が、第5話ではそれぞれ少しずつ動き始めた回だったと言えそうです。

④ 第5話で新たに張られた伏線

第5話では、これまでの謎が動き出した一方で、次回以降につながりそうな新たな伏線もいくつか登場しました。

● サユリが知っていた爽太の「秘密」とは?

今回、サユリが爽太についてかなり詳しく調べていたことが明らかになりました。

麻里子と中学、高校、大学、そして会社まで同じという経歴だけでなく、爽太が抱える秘密まで把握していたサユリ。

そして、その秘密を利用して爽太にある要求を突きつけます。

サユリはいったい爽太の何を知っているのか?

この秘密が、今後の麻里子との関係や事件にどうつながるのかが気になります。

● 浅井豪太はなぜ姿を消したのか?

野瀬社長の秘書である浅井豪太が、突然休暇を取り、その後連絡が取れなくなりました。

さらに、その失踪に出所したばかりの畑野が関わっている可能性も浮上。

浅井は自ら姿を消したのか、それとも誰かに何かをされたのか。

浅井の行方は、第5話で新たに生まれた大きな謎の一つです。

● 畑野はなぜ美術館にいた?

今回、個人的にかなり気になったのが、麻里子と佐倉が美術館で過ごしているところに畑野がいたことです。

浅井の失踪にも関係している可能性がある畑野が、なぜこのタイミングで二人の前に現れたのでしょうか。

単なる偶然とは考えにくく、畑野が麻里子や佐倉を何らかの目的で追っていた可能性も考えてしまいます。

番組で気になった小ネタ

今回、個人的に気になったのは、登場人物のちょっとした仕草や衣装から見えてくる性格です。

● 爽太が飼っている熱帯魚にも意味がある?

第5話では、爽太が熱帯魚のような魚を飼っているシーンがありました。

一見すると何気ない場面ですが、これも爽太の人物像を表現しているのではないかと感じました。

魚をきちんと飼育していることから、爽太はマメで丁寧な性格なのかもしれません。また、毎日魚の様子を観察するという行為からは、周囲の変化を細かく見る観察力の鋭さも感じられます。

これまでの爽太の言動を考えても、感情を激しく表に出すタイプではなく、相手のことをよく見ながら行動する人物。そんな性格を、魚を飼うという何気ないシーンで表現しているのだとしたら、なかなか細かい演出です。

● 麻里子の衣装が爽太への気持ちを表している?

今回、もう一つ気になったのが麻里子の衣装です。

オフィスでの麻里子は、アイボリーやホワイト系の衣装が多く、上品で柔らかな印象があります。

ところが、爽太との遊園地デートでは、爽太と同系色のグレー系のジャケットを着用していました。

もちろん単なる偶然という可能性もありますが、これまでの麻里子の衣装との違いを見ると、少し意味があるようにも感じます。

これまで恋愛対象として意識していなかった爽太と二人で過ごす中で、少しずつ気持ちが傾いている。その心情を、爽太と同系色の衣装にすることでさりげなく表現しているのではないかとも考えられます。

衣装で二人の距離が近づいていることを表現しているのだとしたら、面白い演出ですね。

● 竹田泉が友也とのデートでメガネを外していた

そして、竹田泉の衣装で気になったのがメガネです。仕事中の泉はメガネをかけていますが、爽太の友人・相良友也とのデートではメガネをかけていませんでした。これも単なるデート用のスタイルなのかもしれませんが、仕事とプライベートをきっちり分ける泉の性格を表しているようにも見えます。

仕事では秘書としてしっかりとした姿を見せながら、プライベートではメガネを外して別の表情を見せる。

泉という人物が、仕事と恋愛を混同せず、オンとオフをきちんと切り替えるタイプであることを、衣装の違いで表現しているのかもしれません。

こうして見てみると、第5話はストーリーだけでなく、魚の飼育や衣装、メガネといった細かな部分にも、それぞれの人物の性格や心情が表れているように感じました。

考察・次回予想

● 次回、ついに犯人が判明?

第5話の放送後、次回予告にあたる番組告知動画では、「犯人が判明する」ことが示されています。

しかも、その告知動画には本作の主要な登場人物が次々と登場しており、果たして誰が事件の犯人なのか、ますます気になる展開になっています。

これまで爽太が立岩殺害事件の容疑者として疑われてきましたが、ここにきて別の人物が犯人である可能性も高まってきました。

次回、いったい誰が犯人として明らかになるのでしょうか。

● Xでは「麻里子犯人説」まで浮上

さらに、放送後のXでは、麻里子が犯人なのでは?」という新たな犯人説も出ています。

もちろん現時点ではあくまで視聴者の考察ですが、これまで事件とは直接的に結びついていないように見えた麻里子まで犯人候補として名前が挙がっているのは興味深いところです。果たして、告知動画で示された「犯人判明」は誰を指しているのか。

爽太なのか、麻里子なのか、それともこれまで犯人候補としてあまり考えられていなかった別の人物なのか――。

次回は、これまで張られてきた伏線が一気に回収される回になるのかもしれません。

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