【ドラマレビュー】『告白』第7話感想|佐倉の狂気にゾッとする!殺人を雪村になすりつける非道さに怒り

放送前から注目していた理由
第6話でついに、立岩殺害事件の犯人が佐倉だったことが明らかになった『告白』。
しかし、犯人が判明したことで事件が解決したわけではない。むしろ、佐倉がなぜ事件を起こしたのか、そして25年前に佐倉の犯罪をもみ消したとされる当時の署長とは何者なのかなど、新たな謎が次々と浮かび上がってきました。
さらに、第6話のラストでは、爽太が会社の室内線を使って麻里子のSNSをフォローしていたことが発覚。麻里子が爽太に不信感を抱く展開となり、2人の関係にも暗雲が漂ってきました。
そんな中で迎える第7話。予告では、佐倉がさらに危険な人物へと変貌していくことが示唆され、雪村にも絶体絶命の危機が迫っているように見えます。
犯人が分かった後も、むしろ謎と緊張感が増している『告白』。
果たして佐倉の過去に何があったのか。そして、麻里子と爽太の関係はどうなってしまうのか――。
第7話は、登場人物たちの運命が大きく動き始める回になりそうで、ますます目が離せなくなりました。
第7話あらすじ【ネタバレ】
第6話で、立岩を殺害した真犯人が佐倉であることが判明しました。しかし、第7話では、事件の真相が明らかになるどころか、さらに恐ろしい展開へと進んでいきます。
25年間、麻里子に思いを寄せてきた爽太は、麻里子と同じ中学・高校に通っていたことや、以前から彼女のSNSをフォローしていたことが知られてしまいます。さらに、趣味が合うことや、麻里子が困ったときに偶然のように現れていたことまで、すべてが「偶然ではなかった」と知った麻里子は、爽太に対して強い不信感を抱きます。
一方、立岩殺害事件の真犯人である佐倉は、秘密を知ってしまった麻里子の継母・サユリを口封じのために殺害しました。
翌日、出社した爽太の前に佐倉が現れ、サユリが遺体で発見されたことを告げます。さらに佐倉は、遺体発見現場の近くに停まっていた車のドライブレコーダーに爽太の姿が映っていたと主張。爽太に殺人の罪を着せようと、任意同行を求めます。
そしてもう一つ、気になる動きを見せるのが畑野です。
出所した連続誘拐犯の畑野悟は、拉致監禁している浅井から、ある人物の居場所を聞き出そうとします。25年前の野瀬家への復讐を企てる畑野が探している人物とは、一体誰なのでしょうか。
第7話では、佐倉が自らの犯行を隠すために爽太へ罪をなすりつけようとする一方、畑野も25年前の事件に絡む人物を追い始めます。
「すべて誰かの意図がある」という第7話のタイトル通り、それぞれの人物の行動が偶然ではなく、何らかの意図によってつながっていることが見えてきました。
そしてラストでは、麻里子と爽太の関係にも大きな変化が――。
第7話は、これまで以上に「誰を信じればいいのか」が分からなくなる、緊張感の高い回となったような気がします。
感想・印象に残ったシーン
■ 殺人を犯しても表情を変えない佐倉にゾッとする
今回、何よりも恐ろしさを感じたのが佐倉です。
人を殺しているにもかかわらず、まるで何事もなかったかのように振る舞う佐倉。その表情からは罪悪感や動揺がほとんど感じられず、これまで以上に異常な人物として描かれていましたね。
さらに恐ろしいのが、自分が犯した殺人を雪村になすりつけようとするところです。まさに異常人物という感じです。
自分が助かるためなら、別の人間を犯人に仕立て上げることもためらわない。そんな佐倉の冷酷さには、見ていてゾッとすると同時に、正直かなり腹が立ちました。これが刑事ですから信じられないような卑劣な人物です。
■ 佐倉の過去が少しずつ明らかになっていく
第6話から引き続き、今回も佐倉の過去が重要なポイントになりました。
25年前に起きた出来事と、当時の署長との関係が少しずつ見えてきたことで、「なぜ佐倉はここまで歪んでしまったのか?」という新たな疑問も生まれます。そして、もしかすると当時の署長は佐倉の父親なのではないか――。
そう考えると、現在起きている事件だけではなく、25年前から続く因縁がこの物語の大きな鍵になっているように感じます。
■ 麻里子と爽太、2人の関係にも大きな変化が
第6話では、爽太が会社の室内線を使って麻里子のSNSを知り合う前からフォローしていたことから、麻里子が爽太に不信感を抱いていました。
ところが第7話では、2人の関係にさらに大きな変化が。特にラストの麻里子の言葉には、彼女の爽太に対する強い思いが表れていたように感じました。「私の前から消えたら許さないから」。実はこのシーンに思わず涙が出てきました。麻里子は爽太を逆に信頼するようになってきたと思えるシーンです。これまでの不信感とは対照的な感情が見えてきただけに、2人の関係が大きく動き始めた回だったのではないでしょうか。同時にますますこのドラマに目が離せなくなってきました。
■ 玉山鉄二と岡崎紗絵の演技がますますすごくなってきた
物語が核心に近づくにつれて、玉山鉄二と岡崎紗絵の演技にもますます引き込まれます。
特に印象的なのが、二人の「目の演技」です。
佐倉が何を考えているのか分からないような冷たい目、そして麻里子が戸惑いや不安、爽太への思いを抱えていることが伝わってくる目。
セリフで説明しなくても、目の表情だけでそのときの心理を表現しているように感じます。
派手な演技ではなく、ほんのわずかな目の動きや表情の変化から感情が伝わってくる。これは本当に素晴らしいです。
二人とも、まさに名優と言ってもいいくらいです。
物語がますます緊迫していく中で、ストーリーだけでなく、玉山鉄二と岡崎紗絵の目の演技にも注目して見てほしいと思いました。
第6話までの伏線はどう動いた?
■ 佐倉が事件に関わっていた理由が明らかに
第6話で、継母の依頼を受けた立岩が佐倉の素性を調べていたことが明らかになりました。
佐倉には知られたくない過去があり、その秘密を立岩に知られてしまったことが、殺害の動機につながっていたようです。
これまで謎だったなぜ佐倉が立岩を殺したのかという部分が、少しずつ見えてきました。
■ 麻里子の母親は本当に自殺だったのか?
これまで自殺とされていた麻里子の母親の死にも、まだ大きな謎が残されています。元刑事のノートに残された不審点を考えると、単純な自殺ではなかった可能性もあります。そして、佐倉の過去と25年前の事件がつながってくることで、麻里子の母親の死にも佐倉が関係していたのではないかという疑いが浮上します。
■ 爽太が麻里子のSNSをフォローしていた件
第6話で明らかになったのが、爽太が知り合う前から麻里子のSNSをフォローしていたことです。麻里子にとっては、自分の知らないところで爽太がSNSをフォローしていたことが不信感につながりました。二人の関係に生まれた小さな亀裂が、第7話でどのように変化していくのかも注目していました。
第7話で新たに張られた伏線と考察
■ 25年前の署長は佐倉の父親なのか?
今回、特に気になったのが佐倉の父親の存在です。25年前、佐倉に関する事件をもみ消した可能性がある当時の署長。
もし、この署長が佐倉の父親だったとしたら、なぜ息子の犯罪をもみ消したのか。そして、その出来事が現在の佐倉の人格形成にどのような影響を与えたのか。
佐倉の過去を考えるうえで、かなり重要な伏線になってきたと思います。
■ 銀次郎とサユリが共有していた「秘密」とは?
今回、もう一つ気になったのが、銀次郎とサユリが共有していた秘密です。
サユリが銀次郎に「お互い秘密を共有していることを忘れないで」と話していたことから、二人の間には、まだ明かされていない重大な秘密があることが分かります。
一体その秘密とは何なのか。そして、その秘密は25年前の事件や佐倉の過去とつながっているのか。
このドラマは、事件の真相が一つ明らかになると、必ずまた別の謎が出てくるところが面白いです。
■ 畑野は雪村にどんな仕返しをしようとしているのか?
第7話で気になるもう一つの存在が畑野です。
畑野は雪村に対して強い恨みを抱いているようですが、いったいどんな仕返しをしようとしているのか。
単純に雪村を傷つけるだけではなく、雪村にとって最も大切なものを奪おうとしている可能性もありそうです。しかも、畑野の行動には25年前の事件が深く関係しているだけに、佐倉とはまた違った形で雪村を追い詰めていくのかもしれません。
次回、畑野がどんな行動に出るのか、かなり気になります。
今回の名セリフ|「私の前から消えたら許さない!」
今回、最も印象に残ったセリフは、麻里子が爽太に言った
「私の前から消えたら許さない!」
という一言です。
第6話では、爽太が知り合う前から麻里子のSNSをフォローしていたことを知り、爽太に対して不信感を抱いた麻里子。
それだけに、今回のラストでこの言葉が出てきたことには驚きました。
不信感を抱きながらも、心の奥では爽太を失いたくない、離れてほしくないという気持ちがあるのでしょうか。
「好き」と直接言うよりも、むしろ「消えたら許さない」という強い言葉だからこそ、麻里子の爽太に対する複雑な感情が伝わってきます。
第6話で生まれた二人の間の亀裂が、ここでまた違う形に動き始めたようにも感じました。こんなラブメッセージはアメリカ映画でもなかなかありません。第7話のラストを締めくくる、非常に印象的な一言でした。
今回気になった小ネタ|カメラワーク
第7話の冒頭、佐倉が自分に関する証拠書類に火をつけ、証拠を消滅させようとするシーンがありました。
そこで印象に残ったのが、佐倉の目にズームインしてドアップになるカットです。
徐々に佐倉の目だけが画面いっぱいに迫ってくるこの映像は、かなりインパクトありました。
こうした大胆なカメラワークは、アメリカ映画でもなかなか見ません。単純に「怖い顔」を映すのではなく、目そのものに佐倉の狂気を凝縮して見せる。セリフがなくても、その目を見れば「この男は何を考えているのか分からない」「何か恐ろしいことをする」という不気味さが伝わってきます。今回、佐倉の狂気が強烈に印象に残ったのは、玉山鉄二の演技だけでなく、このカメラワークによる演出も大きかったのではないでしょうか。
第7話の冒頭から、ドラマの緊張感を一気に高める印象的なカットでした。
次回予想・考察
第7話を見終わって、次回がますます気になる展開になってきました。特に予告を見ていて気になったのが、雪村が手にしていた血のついたナイフです。あのナイフはいったい何を意味しているのでしょうか。
雪村自身が何らかの事件に巻き込まれたことを示しているのか、それとも佐倉が仕掛けた罠なのでしょうか。
第7話では、佐倉が自分の犯行を雪村になすりつけようとしていました。それだけに、血のついたナイフを持つ雪村には、何か大きな意味がありそうです。
さらに、佐倉の過去や25年前の事件、畑野が雪村にどんな仕返しをしようとしているのかなど、まだまだ気になる謎が残されています。
果たして雪村は、この危機を乗り越えることができるのでしょうか。
血のついたナイフが物語にどんな意味を持つのか――。
そして個人的には、爽太の恋がいつか成就すること、そしてこれまで数々の罪を重ねてきた佐倉に、いつか世間の鉄槌が下ることを願わずにはいられません。次回、いったい何が起こるのか。
今から第8話の放送が待ち遠しいです。
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